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HSPの【心理的な弱さ】は生まれ持ったもの

HSPは感受性の高い人たち

研究によると、HSPの人たちには非HSPとは違う中枢神経の特徴があると言われている。

 HSPの脳の特徴を説明するうえで、エレイン・N.アーロン博士は科学的専門用語で

SPS=SensoryーProcessingーSensitivity、

日本語で感覚処理感受性という言葉を使う

 

この感覚処理感受性とは、目、鼻、口などの感覚器官そのものではなく、

目や鼻や口などの器官で受け取った刺激を脳の中枢神経系で情報処理する時の能力のことを言う。

この『脳で情報処理する時の能力がとても精密である』人たちがHSP。

 感覚処理感受性が高度な人=HSPHighly sensitive personハイリーセンシティブパーソン)

HSPはメンタルが弱い?

近年、HSPに関する研究は海外だけでなく日本でもさまざまに行われるようになってきた。

 中でも『HSPの感覚処理感受性の高さは心理的脆弱性の高い特性でもある』

という、興味深い研究結果が発表されている。

 

HSPには、自分の周囲のささいな刺激や変化にも気づき、気づくというより、もはや刺激過多になりすぎて圧倒されてしまうような状態になるのだが、このように感覚処理が高度であることによるストレス状態が、神経質や抑うつ、不安障害をひきおこしてしまっているのではないかという可能性だ。

 

HSPは日常的に過剰な刺激を受け取っており、容易にストレスは限界値を超えることが予想される。

その結果、精神疾患を発症しやすいという可能性を生まれながらにもっているということにもなる。

 

HSPが高度な感受性を持って生まれたこと、

そのことは同時に心理的なもろさを持って生まれたことを意味する。

 

このことを彼ら自身や、HSCを育てる保護者や周りの人々が理解しているかどうかで、彼らの精神状態は大きく違ってくるのではないか。

 

HSPは内気で敏感で神経質な自身の性格が社会とそぐわないことで悩んだり、

また、周囲も何とか変えようと説教したり、叱咤激励して追い詰めてしまったり、

本人の自己評価も不当に低くなっていく可能性が考えられる

その結果、精神疾患を発症してしまうという経緯も多いのかもしれない。

 参考  平野真理(2012)「心理的敏感さに対するレジリエンスの緩衝効果の検討」-もともとの「弱さ」を後天的に補えるか-

自覚と周りの理解がHSPのメンタルケアにつながる

実際にHSPやHSC本人の敏感さや苦労が消えてなくなることはないだろう。

でも自分の特性を理解し、知識を得ることで、環境調整を行ったりストレスを軽減させることができる

そして自己否定せず生きられるようになることは、HSPが生きていく上でとても大切なことだと思う。

 

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もともとストレス耐性が弱く、そのうえ普通に生活しているだけで刺激過剰な状態になって疲弊してしまうこと。

それらは生まれたときからの特性であること。

何もあなたが悪いわけではないだろう。

しかしこれらは一生付き合っていかなければならない気質であること。

 

また、HSCを育てる親御さんや周りの方にも、ぜひ正しい情報を得てもらいたい。

間違っても、精神論で彼らを変えようとか、説教したり無理強いしたり、

また、弱虫でダメな子だ、などと落胆してみせることがないようにと願う。

 

言葉に出さなくても、敏感なHSCのお子さんなら、親御さんのがっかりした顔や雰囲気から、自分が肯定的に思われているのかどうかを、聞かなくても感じ取ってしまうかもしれない。

そのことで益々本人は自信を失っているのかもしれない。

 

HSCを育てる親御さんや教育の立場にある方々や臨床現場の方々にも、HSPに関する正しい情報を今後、もっと広く知ってもらえたらと思う。

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