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【HSPが陥りやすいワナと対処法①】

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人と接することのハードル

HSPの人は他人と接することで激しく動揺する。

その動揺の原因はHSPの生まれついた脳の特徴よるものだ。

・自他の境界線が薄いこと

・感受性が高く、他者の感情を敏感にキャッチしてしまうこと

・刺激に対して神経が過度に興奮しやすいこと

・脳の扁桃体が生まれつき活発に働くため不安になりやすいこと

・脳が受け取った刺激を処理するのに時間を要すること

以上のような脳の特徴により、HSPの人は他者と接した時に激しく動揺する。

そしてその動揺は収まるまでに時間がかかる。

私の場合は30分近くかかる(個人差があるだろうけど)

親しい人や身内に電話するだけでも軽く神経が興奮してしまう。

これが、苦手な上司やお客さん相手だった場合、神経の興奮はかなりのものになる。

激しく動揺することはHSPではない人たちにとっても不快な状態だろう。

これがHSPでは対人場面でいちいち起こっていることになる。

それが自分でも経験上分かっているので、対人場面はHSPにとって憂鬱でハードルが高いものになる。

HSPの自覚がない場合はさらにやっかいだ。

自覚のないHSPはだんだん人を避けるようになるだろうし、そんな自分を内気で引っ込み思案でダメなやつだと思い込むようになる。

多くの他の人たちが対人場面を平然と淡々と難なくこなすのを見て、自分はどうして?と自己嫌悪するHSPも多いだろう。

普通に皆ができていることができない自分は弱くてだめなやつだと自己否定してしまうだろう。

これでは自己評価や自尊心が低くなるのも無理はない。

自覚のないHSPが陥りやすいワナだろう。

HSPは引っ込み思案なわけではない

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でも、脳の特徴がそうさせているのだから、何もHSPの性格がだめなわけではないだろう。

生まれつき引っ込み思案の人なんていないように、生まれつき引っ込み思案のHSPもいない。

HSPは人と接するたびにいちいち興奮する神経の状態をいつも不快に感じ、そのうち自分は内気なのだと勘違いしていくのではないだろうか。

非HSPの人にとって対人場面はほとんど動揺しないものだろうか。

どんな感じなのだろう。

生まれてこのかたHSP脳しか体験できないから分からないけど。

雑誌を見ているようなものだろうか。

雑誌を見ているときのHSPは、雑誌に映るモデルや人の感情までは入ってこないし、自分がどう思われているかも気にならない。

むしろただ雑誌に映る表面上の情報だけを受け取る。

その雑誌に書かれていることについて、どう感じ、私ならこうだと冷静に自分の考えも把握できる。

HSPでない人たちというのは、このような感じで普段からきちんと情報のオン/オフや部分的遮断がなされているようだ。

必要な情報だけ入ってきて、必要ない情報は拾わなように調節機能が働いているようだ。

HSPでない人たちは、淡々と対人場面をこなしているように見える。

自他の境界がきちんとあるので、他人と接しても神経の興奮や動揺もあまり見られないのかもしれない。

しかし、HSPは違う。

それは例えば足元が見えているような高い吊り橋を渡りながら人と話しているようなものかもしれない。

そんなドキドキする状況で激しく動揺している状態がHSPの対人場面に近いのかもしれない。

だから、HSPの人はそんな自分を責める必要はないと思う。

何も引け目を感じることではない。

その場面を苦手だと感じることは決してあなたが弱いからではない。

吊り橋で動揺MAXで人と接している状態なのだ。

吊り橋を渡り終えても動揺はしばらく続くだろう。

高所でドキドキしている本能的な心理について馬鹿にする人はいないだろう。

HSPは単に脳の特性から興奮させられているだけだ。

そしてその興奮状態が不快だからといって何も引っ込み思案になる必要もない。

あなたが悪いわけでも育った環境や作られた性格でもない。

周りの理解は確かになかなか得られないかもしれないが・・。

周囲からはすでに引っ込み思案と酷評を受けているかもしれないが・・

そして自分を既に引っ込み思案と思いこんでしまっているかもしれないが・・

でもあなただけが自分のことを理解していたらそれでじゅうぶんだ。

「私はどうしようもなく内気でダメだからこうなっているのではない」

人と接するたびに激しく動揺させられ、

そのたびに人間関係に苦手意識を持ってしまっているだけだ。

 

例えばこんな状況で。

今からあの人に電話をかけなくてはいけない。

苦手な上司に報告に行かなくてはいけない。

緊張するけれど、聞きたいことを質問しなければいけない。

確認のためにお客さんに電話をしなければいけない。

さまざまな対人場面で動揺し、又その対人場面の後しばらく続く神経の高ぶりを。

そんな自分の特徴を、それは生まれつきの特徴だと理解してやるだけでいい。

「今からお客さんに電話をかけるけど。この後に経験するいつもの動揺が私は不快なんだよな」

「動揺が収まるまでが何だか落ち着かなくてそれがとても嫌なんだよね」と自分で理解してやるだけだ。

 

足もとの見える吊り橋を渡るときに動揺しない人の方が少ないだろう。

誰もが怖さで足がすくみドキドキして高いところは苦手と再認識するだろう。

HSPにとってはいちいちそんな経験をしては再確認しているようなものなのだから。

だからと言って動揺する状況から逃げなくてもいい。

よく自覚し理解した上でやるべきことを実行しよう。

不快で苦手だけど、やるべきことをとりあえずやろう。

理解せずにやるのと理解した上で割り切ってやるのとではその行動は全く違うものになるから。

現実や相手に対する受け止め方も当然変わってくる。

自分はどうしようもなくダメな弱い人間・・と思って相手と接するのと、

自分の生まれ持った脳の特徴で興奮しやすいだけで、相手も自分も悪くない・・として行動するのとでは現実は全く違う。

前者は自分を不当に低く見積もりすぎているし現実も歪曲して見てしまうだろう。

後者は人と自分は対等であるという認識のもと、そのような現実を体験することだろう。

後者は自分を正当に評価しているからだ。

あなたはあなた以上でも以下でもない。

HSPの人はぜひ、自分についてよく理解しておこう。

自分のHSP特有の特徴や性質についてよく知っておこう。

どんな時にあなたは動揺しますか?

それはあなたが弱いからでもだめだからでもないですよ。

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