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【HSPの私が母になった理由】詩的に表現

母になった理由

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どうして母親になんかなったんだろう・・・
赤ちゃんに母乳をあげることが辛かった
なぜか死にたい気持ちになった
当時からHSPの私には様々な感覚的理由から困難なことが多かった

辛くて辛くて天井を仰ぎながら
それでもその胸にしっかりこの子を抱いて授乳した
母の肌の温もりだけでも伝わってくれたらと願った


どうして母親になんかなったんだろう・・・
寝不足と慣れない子育てのストレスで片方の耳が難聴になる

壊れそうなほど小さくて 温かい赤ちゃん
幸せのかたまりみたいなその宝物との出会い
「今までは仮の人生だった。この子と出会う為に私は生まれてきたんだ」と
自覚してしまうほど衝撃的な出会いだった


どうして母親になんかなったんだろう・・・
上手に育ててあげられなくて もどかしくて悔しくて泣けてくる日

まだ小学生だった娘が弟とおやつを買いに出かけた
戻ってくると100均のキッチン用品を2つ私にプレゼントしてくれた
娘の優しさが嬉しくてじんわり涙がにじんだ


どうして母親になんかなったんだろう・・・
気質的に弱い私は他のママたちの中でも弱い立場だった
娘が友達とトラブルを起こしても
やはりいつも娘を精神的にかばい守ってやることができなかった

家では天下のわがまま娘、外では一応空気を読み主張を控える天然な愛されキャラになった。

どうして母親になんかなったんだろう・・・
私がもっと賢い女性なら娘はもっと素晴らしい女の子に成長できただろうと心から詫びる日

それでも娘は私とは違って、はるかに聡明で利口で素晴らしい子だということを、ずっと私は知っている
奇跡のギフトをもらえた私は神様に感謝したくなる


どうして母親になんかなったんだろう・・・
子育てが嫌になり何もかも投げ出したくなる日

疲れて帰ってきた私に
6年生だった娘が全員分のオムライスを作って待っていてくれた
優しくて繊細で娘みたいな
ほっとする幸せな味だった


どうして母親になんかなったんだろう・・・
一番辛かった時期に 隠れて私はよく泣いていた弱い女だった
突然目の前にきて話しかけてきた娘と思わず目が合ってしまう
私が慌ててごまかそうとした次の瞬間、幼い娘は何も言わずその目から涙をポロポロこぼした
私の胸にも長い長い釘のようなものが刺さってしまった
あの日から娘は私の心配ばかりして母親の人生を歩んでいるんじゃないだろうか?
彼女を傷つけてしまったのではないだろうか?
罪の意識にさいなまれる

数年経ちもうすっかり元気になったと心から思える頃
元気な娘と元気な私が同じことに大笑いしてはしゃぐ
あなたの笑顔は私を幸せにする

どうして母親になんかなったんだろう・・・
思春期の娘に「クソババア、気持ち悪い!」と本気で悪態を吐かれる夜

それでも毎朝「行ってきます」と出かけていく娘の可愛いらしい声に心がほっとする


どうして母親になんかなったんだろう・・・
どんなに嫌われても彼女の心配ばかりしてしまう

私と並ぶほど背が伸びた娘の肩にそっと手を置くと
私の両手は愛しさと喜びでいっぱいになる


どうして母親になんかなったんだろう・・・
娘と言い争った後は、何時間たっても心が重くてザワザワする

それでも幼い頃の可愛らしい表情や声を思い出すと温かな気持ちになる夜


どうして母親になんかなったんだろう・・・
自分が傷ついたことよりも娘を傷つけたんじゃないかと苦悩する日

私の前を歩くシャンと伸びた娘の背に誇らしさと憧憬を感じる


どうして母親になんかなったんだろう・・・
何でも話してくれる娘が可愛くて、娘と良好な関係なはずなのに、母子の距離が近すぎるか?と急に不安になる日

娘はどうやら外では友人と適度な距離を保ちうまくやっているようだ
この子は大丈夫だと根拠なく確信する


どうして母親になんかなったんだろう・・・
娘に嘘をつかれて裏切られたような気持ちになる日

それでも彼女を許して信じ、根気よく見守りたくなる


どうして母親になんかなったんだろう・・・
娘の問題を全部自分のせいにしてへこんでしまう日

ある夜、旦那がふと
「みんないい子に育ってるね」とつぶやき
「私もそう思う」と返事した


どうして母親になんかなったんだろう・・・
もう私など必要ないみたいに外の世界へ遠くへと
どんどん行ってしまう娘に寂しさを感じる日

娘の自立や成長のひとコマひとコマは
やっぱりとても嬉しくてたまらない
祝福したくてたまらなくなる


どうして母親になんかなったんだろう?
・・・理由なんか見つからない


あるのは悩み、喜び、腹を立て、心配し、涙し、彼女の笑顔を願い続けた日々


今日まで積み重ねてきた どうやら母親っぽい日常
未熟で不器用な私がそれでも母親になろうともがいてきた日々
見返りも必要とせず、ただひたすらに食べさせ、寝かせ うんと話を聞いてやり 目いっぱい味方をし 頭をなで あなたなら大丈夫と応援した


その繰り返しの長くて短い親子の時間


どうやら私は母だった・・
彼女が私を母親にしたのだ・・
そう思えるたくさんの記憶


どうして母親になんかなったんだろう?
・・・永遠に理由は見つからない


母親のようなことをしてきた私と
私を母に変えていった娘との
切なくて苦しい、温かくて幸せな記憶
それだけがまるで抜け殻みたいに私の中にがらんと残っている

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