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HSPの記憶を塗り替える

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HSPが過去を振り返る時

 HSPは脳の働きにより物事の否定的、悲観的な部分ばかりにスポットを当て、起こった出来事をマイナスにとらえて記憶してしまう傾向があるようだ。

そんなHSPは、過去に何もいいことがなかったとか、年齢を重ねるにつれてトラウマが増えていくとなると、しんどいものだ。

また、過去の失敗やみじめな自分が急にフラッシュバックされて辛いことも多いだろう。

HSP脳というのは、危険を察知するため不安の回路が常に活発に働き、過去の失敗を繰り返し印象づけることで今後起こり得る危険を回避しようとしているのかもしれない。

また、HSPは他の人にとっては何でもないささいな体験にも敏感に傷ついてしまうことも多く、客観的に物事をとらえるのも苦手な為、嫌な感情だけが強く記憶されて忘れられなくなっていることも考えられる。

私も、たいてい過去の出来事はどれも思い出すだけで胸が痛んだり、恥ずかしくみじめで暗い記憶や黒歴史ばかりだ(笑)

 私は思い出すらも、自分の失敗や恥ずかしい面ばかりにスポットを当てては、自分はダメ人間だと確認してしまうらしい。

記憶というものは、同じことを経験しても、人により脳により認識が全然違うので、HSPのように否定的な面ばかりを思い出してしまう人たちは暗い記憶だけが増えていくことになる。

 

例えば私の職歴を振り返ると、アルバイトも含め色々経験してきた中で一番長かったのが意外にも接客業なのだけど、これがまた私には非常に向いていなかった。。

本当に向いてなかった、超絶に(とまずそのように思い出されるわけで)

確かにその当時は、自分の適性に気づかず働いていた頃なので、他人に人付き合いや接客が苦手と悟られないように無理をしていたし、その仕事でお給料をもらっているのだから続けていかなくてはならず、平気なふりをして強がっていた。

でも無理をしている姿など見ている側からはバレバレなものなので、周りは気づいていたと思うけど。

『何であの人、接客苦手なのに働いてるのかしら?』みたいな。。

また、営業や接客業はマルチタスクを求められるので、私は不器用全開ながらも必死に喰らいついて頑張っていた。

思い返せば辛いことばかりで、数え上げればきりがないほど嫌な思い出や失敗の連続だった。

自分は本当に仕事ができず、何年経っても緊張して頭が真っ白になりながら接客していたこと、ミスを連発して仕事が終わってから情けなくて家で一人で泣いていたこと、営業や名刺交換に行かないといけない日は拒絶反応で朝太ももに大量に蕁麻疹が出ていたこと。

当時の職場の人にも相当迷惑かけてしまったな。

ダメな私だ、、とみじめで恥ずかしい気持ちになる。

もう二度と接客業はしない・・という結論になり、この記憶を回想する作業はこんな感じでいつも終わる。

こんな具合に私の過去は毎回否定的な記憶として強固に印象づけられて終わるばかりになる。

(そもそも就職の際に職種の適正判断を自分で間違えてるからな。。)

そんな黒歴史。。

HSPの脳の中ではもちろん事実として記憶しているのだけど、何も事実とは仕事が苦手だったとか、だから回りに迷惑かけたとかそんなマイナス部分ばかりではないはずで。

記憶を歪めてしまっていると思います。

例えば紙に書き出してみたり、カウンセラーや信頼できる誰かに話を聞いてもらうと、また違ったアプローチになってくるだろう。

 HSPが過去を振り返る時はプラスの部分に目を向ける

無意識のままだとなかなか自分の思考のクセから抜け出すことはできない。

でも本当は、物事は否定的な部分と同時に必ず肯定的な部分があるもので。

否定的なこと(だけ)を思い出してその記憶を何度も強固に印象づけていては、私の記憶=否定的なもの

となってしまうだけだ。

HSPの人はそういった自分の思考のクセに気づいて意識的に変えていくことが大切。

過去を振り返る時は、もちろん最初に否定的なことを思い出しても大丈夫。

でも必ずそのあとに良かったことや得られたこと、プラスになった肯定的な部分も思い出してみよう。

否定的で悲観的な部分に目を向けようとするHSP脳にあらがって、あえて良かったことをあげてみよう。

 

 

私にとって痛手ばかり負いボロボロだった記憶しかないはずの前職を例に、とらえ直しをしてみたら。

 

私がその職を経験して良かったことや得られたこと

◎PCのキーボード入力ができるようになり、また早く打てるようになったこと

◎Word、Excelくらいなら使えるようになったこと

◎毎日たくさんの色んなお客さまと出会えたこと

◎女子の世界を経験できたこと

◎忙しい業務に日々耐えた経験

◎尊敬する先輩に出会えたこと

◎先輩や同僚と良く飲みに行き家族のように仲良くしていたこと

 

こうして捉え直すと見えてくるのは、「超絶に仕事ができなかった私」という記憶と、それとは別に、「温かい周囲の人たち、職場の人間関係に恵まれていたな」という記憶だ。

HSPを自覚した今の自分なら絶対に選ばない職種であり、本当に向いてなくて消してしまいたいほどみじめで恥ずかしい過去ですが、それでも敢えてプラスの部分、良かった部分を同じくらい挙げてみようと意識すると、記憶は暗黒のものから温かい暖色系のイメージへと変わっていく。

 

だめな自分の記憶と一緒に思い出されるのは、社内で一緒に働く人たちの温かい雰囲気。

また、こんな私でも仲良くして下さったお客さんとの思い出だったり。

今こうして思い出しても胸が熱くなる。

自分の仕事の出来なさっぷりとは別に、職場の人に恵まれていたこと、その人たちへのありがとうという気持ちでいっぱいになる。

 私の前職の記憶はこうして、自分の不適応が大前提にありながらも、それ以上にただただ人間関係に恵まれていたことへの感謝の記憶へと変わっていく。

自分は仕事ができず役に立たないけれど人から支えられていたのだなとという感謝の気持ちが勝ってくるのだ。

感謝の気持ちが勝ってくるにつれて、そこまで自己卑下しなくてもいいのでは?と自分の味方までできる心の余裕も出てくる。

もしかすると私のキャラクターが周囲を和ませていたかもしれない。。

私の人柄だから人間関係に恵まれたのかも?

とだんだん調子にのってくるほど気持ちに変化が現れる(笑)

(仕事が)できる人より(人として)できた人の方がよっぽど素敵だなと思えてきます。

もちろん私ができた人だとは到底思えないし、できる人達が利益を出し貢献していることで社会が回っていることも重々承知の上で・・・。

 

過去のとらえ方の変化とは今の自分やこれからの自分の行動も変わっていくきっかけになると思う。

嫌な記憶と向き合う時は否定的な部分と同じだけ肯定的な部分も思い出して、とらえ直してみるといい。

自分の過去を感謝できるようになることは、今の自分を肯定できるようになる一歩だろう。

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