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HSPの人たちに一番必要なこと【HSPセルフテスト】

ハイリーセンシティブパーソン

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一般人口の20%程度がHSPであると言われている。

中枢神経の感度が高く敏感であり、人だけではなく100種類以上の動物にも同様にみられる生まれ持った敏感さの特徴だ。

これは進化に由来する生き残り戦略と言われている。

決して病気や障害ではない。

HSPという概念は、アメリカの心理学者でセラピストのエレイン・N・アーロンによって、1996年に提唱された。

しかし、提唱された1996年代がイコール日本にHSP概念が広まった年代というわけではない。

2000年前後までは恐らくまだ日本の書籍やテレビでHSPはほとんど取り上げれられることはなかっただろう。

家庭向けインターネットの光回線が普及してきたのは2003年ごろからである。

ようやくこの頃になってインターネット普及率人口が60%にのぼるようになってきた。

私もはじめて自分のパソコンを購入したのは2005年頃だったと思う。

そしてスマホやタブレットが普及しはじめるのはさらにその3年も後のことだ。

アーロン博士が提唱した1996年当時、すぐにHSPの人たちがこの概念に出会えたわけではなかったということだ。

テレビやネットで多くHSPの情報を目にするようになったのはここ5、6年のことではないだろうか。

同様に一般的なHSP当事者が自覚しはじめたのもここ5、6年のことになるだろう。

(一般的なHSP当事者と言ったのは、医者や臨床心理士など医療の専門家であるHSP当事者の場合はもっと早くにこの概念に出会っている可能性はあると思ったので)

近年になりようやく、HSPがHSPという概念に出会い、自覚できるようになったことで、少しづつだけど生きづらさや自責の思いから解放されつつあるのではないだろうか。

 HSPが共通して持つ「4つの基本特性」

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全てのHSPが共通して持つ4つの基本特性がある。

①ていねいで非常に深い感覚処理、情報処理を行う

Depth of Processing

②容易に過剰刺激されてしまうこと

Over stimulation

③人並み以上の感情反応を持ち、特に他者の感情に共感を示す

Emotional Responsiveness and Empathy

④環境の微妙な違いを認識できる

Seneitive to Subtleties

これら4つの頭文字をとってD.O.E.Sモデルと呼ぶ。

 

①ていねいで非常に深い感覚処理、情報処理を行う

HSPの人は脳の島皮質や下前頭回という部分の活動が活発であり、この部位は情報処理や意識、共感などに関連している部分。

これにより深い情報処理を行う。

そのためHSPが無意識に決断するとき、優れた直観力を発揮する。

また、HSPが意識的に判断するときも、すべての選択肢について非常に慎重に考えるため決断は遅くなるが、しかし時間がかかっても良い判断をする。

②容易に過剰刺激されてしまうこと

非HSPに比べて視界から入る情報の種類や量も格段に多い。

非HSPは過剰な刺激にさらされたときに、無意識かつ自動的に刺激の遮断が行える。

HSPは反対に多くの刺激を受け入れる神経系を持つため、脳が桁違いの情報処理を行ってしまうことになる。

刺激はまた、過去の記憶から関連や類似したものをひっぱりだして脳にイメージさせて再生されやすい。

さらには刺激は視覚だけでなく、聴覚、臭覚、触覚、味覚全てのチャンネルから入ってくる。

そのため、パーティや人の多い場所は彼らをくたくたに疲れさせることになり、大量の情報を処理できないとき、HSPは刺激に圧倒されたり燃え尽きてしまったりする。

私の場合は、情報過剰で処理できなくなった時はまるで警告のように、突発性難聴の症状が出る。

決まって、人の多く集まる場所やイベントに一日参加して、多くの人と社交した日の夕方に発症する。

早い時はイベント参加数時間で片耳の聞こえが悪くなる。

自律神経がおかしくなって難聴になっているのだろうか。

翌日か、早ければその日の夜には耳は元通り治っており、その後日常生活では全く発症しない。

そのため耳鼻科で診てもらっても原因不明と言われ治療や投薬も特にされない。

ストレスが極限になった時だけ発症するので、ストレス性難聴と自分では認識するようにしている。

最近ではこの一時的な難聴が自分のストレス度合いをはかる指針になっている。

 ③人並み以上の感情反応を持ち、特に他者の感情に共感を示す

相手の表情やしぐさなどの視覚情報から感情を読み取る力が強く、言葉には表現されない相手の無意識のメッセージを読み取る。

HSPはネガティブな刺激にもポジティブな刺激にも強くて速い感情反応を示す。

HSPのこのような反応にはミラーニューロンシステムが働いているようだ。

この働きは模倣学習の際に働くシステムであり共感性にも関係しているそうだ。

HSPは非HSPよりも活発なミラーニューロンの働きにより、精密な感情処理を行っているという。

④環境の微妙な違いを認識できること

HSPは人一倍微妙な変化によくきづく。

部屋の中の一部の変化、部屋に新たに置かれた置物、小さな花、

他人が疲れていたりすることにも敏感に気づく。

日常の機微への気づきにつながる。

これらの機微への気づきは動物界では生存に直結している。

 HSPの人たちに一番必要なこと

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HSPの人たちに必要なのは、何より自分がHSPであると自覚すること。

そしてよく理解すること。

生得的な遺伝的特徴であること。

治療を必要とするものではないこと。

病気や異常、障害ではないということ。

そして自分にあった毎日の環境調整をすることである。

 また、過去の自分の経験を再定義し直すことである。

もう一度自分の過去の経験を思い出し「自分の過去の経験はHSPゆえのものだった」と認識し直すことだ。

とても傷ついた経験、トラウマのようになってしまっている出来事、

自分には非常に悲しくてショックだったのに、他人や友達からは変に思われたり理解してもらえなくて、さらにショックだったこと。

自分がおかしいのだ、幼稚なのだ、細かいのだ、異常なのだと自分を不当に責めて間違って認識してしまったこと。

また、神経質だ、内気だ、引っ込み思案だ、恥ずかしがり屋だ、弱い子だ、ダメな子だと親や周囲から言われたこと。

そして自分でも自分をそのように思ってしまっていたこと。

今までの自分の経験を見つめ直して、それは全く違っていた、見当違いだったことを再定義することだ。

何も自分が弱いせいでも、努力が足りないわけでも、根性がないわけでもなく、あなたはだめな人なんかではない。

自分を責めるのは見当違いだということ。

生まれ持ったHSPの普通で当たり前な反応だった、

HSPに生まれた自分の正常な反応であったと再認識し直すことである。

 

HSPセルフテスト日本版

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1  強い刺激に圧倒されやすいですか?

2  周囲の環境の微妙な変化にきづきますか?

3  他人の気分に左右されますか?
4  痛みに敏感になることがありますか?
5  忙しい日々が続くと、ベッドや暗くした部屋などプライバシーが得られ、刺激の少ない場所に逃げ込みたくなりますか?

6  カフェインの影響を受けやすいですか?
7  明るい光や強いにおい、ごわごわした布地,近くのサイレンの音などにゾッとしやすいですか?
8  豊かな内面生活を送っていますか?
9  大きな音で不快になりますか?
10  美術や音楽に深く感動しますか?
11  自分で休まなければならないほどに神経がすりへることがありますか?

12  自分に対して誠実ですか?
13  ビクッとしやすいですか?
14  短時間にしなければならないことが多いとオロオロしますか?

15  物理的な環境で不快な感じがする人がいる場合、どうすれば快適にできるかわかりますか?(例えば、明るさや席を変える)
16  一度にたくさんのことを頼まれるとイライラしますか?

17  間違えたり物を忘れたりしないようにいつも気をつけていますか?
18  暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしていますか?

19  いろいろなことが自分の周りで起きていると、不快な気分が高まりますか?
20  空腹になると、集中力や気分を損なうといった強い反応が起こりますか?

21  生活に変化があると混乱しますか?
22  微細で繊細な香り・味・音・芸術作品などを好みますか?
23  一度にたくさんの事が起こっていると不快になりますか?

24  動揺するような状況を避けることを優先して普段生活していますか?
25  大きな音や雑然とした光景のような強い刺激がわずらわしいですか?
26  競争場面や見られていると、緊張や同様のあまり、いつもの力を発揮できなくなりますか?
27  子供の頃、親や教師はあなたのことを「敏感だ」とか「内気だ」と見ていましたか?

高橋亜希 中京大学大学院心理学研究科(2016)『Highly  Sensitive  Person Scale 日本版(HSP-J19)の作成』

感情心理学研究 第23巻 第2号68-77.Japanese Journal of Research on Emotion.

 

評価

(エレインアーロン博士によると)

14以上の質問に「はい」と答えたあなたは、おそらくHSPなのだそう。

皆さんはどうだろう?

ちなみに私は27項目中26項目当てはまる。

カフェインの影響をうけやすいかどうか、寝る前に珈琲を飲んだことがないので、それで眠れなくなるのかどうかまだ自分でもよくわからない。

カフェインに関係なく神経が昂っている夜は眠れないことの方が多いので。

眠れなくなる可能性のある要因をわざわざ増やすのが嫌なので、珈琲は夜は飲まないようにしているから。

今度休みの前の夜にでも試してみようと思う。

 

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