HSPも2種類いる!?
HSPは全人口の15%~20%を占めていて、さらにそのHSPの内の30%は外向的なHSPなのだそう。
HSPに外向型がいるの!?と内向型HSPの私からすると信じられないのだけど、アーロン博士が言うのだからそうなんだろうね(笑)
HSPのHSS型と呼ばれるそう。
また、もちろん非HSPにも内向型と外交型がいる。
なので、
◎外向型の人
◎内向型の人
◎HSP(非HSS型)
◎HSP(HSS型)
人の気質は以上の4種類に大きく分けられることになる。
内向型の人=HSP?
ではないということだね。
内向型でもHSPであるかそうでないかの区別は4つのD.O.E.Sを示すかどうかで判断される。
アーロン博士の提唱する4つのD.O.E.Sとは
1)Depth of Processing : 処理の深さ
2)Over Stimulation : 刺激過多になりやすい
3)Emotional Responsiveness&Empathy : 感情反応の強さと高い共感性
4)Sensitive to Subtleties : 微妙なことへの敏感さ
HSPではない残りの80%の人たちは、この4つの特徴を持っていないのはもちろんのこと、関連する要素も持ち合わせていないということ。
私はよく、いつものように普通に思考して発言したことを人から『深いなあ』と言われることが多く、『深いなあ』と感嘆したその相手はきっとHSPではないのだなと思っている。
落ち着いていて控えめで内向型に見えるその友人や知人たちは、恐らく内向型ではあるけれどもHSPではないということになるのだと最近理解した。
HSPのHSS型はどんな人?
これは私がHSPの非HSS型なので、うまく説明ができないけれど、アーロン博士のHP日本語版を読んでみると、HSS型も4つのD.O.E.Sを示すということだ。
HSPの非HSS型は内向的で一人を好み、大人しくてシャイで・・とHSPの典型のような感じ。
でも同じHSPでもHSS型の人は活動的で愛想がよくて社交的で、外向型人間のように見える。
一見HSPではないように思える人たちだ。
それでも4つのD.O.E.Sを示すということなので、敏感で繊細で傷つきやすい部分を持っているということになる。
とても元気で外の世界へと刺激を追い求めて出ていくのだけれども、繊細で傷つきやすく疲れやすいというイメージだろう。
こんな大人や子供がいたら、周囲はほおっておけない気持ちになるのではないかなと想像する。
愛想よくて社交的で陽気で元気なのに、とても繊細な心をもつHSS型。
HSPのHSS型は人気者でよくモテるんじゃないかと勝手に想像する。
けれども繊細なHSPの部分は同じなので、外でエネルギッシュに活動して家に帰ってくるとぐったり疲れてはしょっちゅう頭痛に悩まされたり・・
何だか・・こんな男性いたらほおっておけない(笑)
私なら振り回されながらもハラハラ、ソワソワと心配になってしまうな。
どちらのHSPもダウンタイムが必要
そんなHSS型HSPが身近にいたら、なんだか目が離せなくなりそう。
外で活動的に社交して帰ってきたら、頭痛に苦しんでいたり💧
そんな彼を早く静かでダウンライトした部屋でゆっくり休ませてあげなくちゃと思ってしまう。
自分と同じなので刺激過多になった時の対処も同じなのだから。
これ以上の刺激を避けるために、1人になって受けた五感の刺激を減らす。
これを『ダウンタイム』
休憩をとる。
ということなのだが、HSPにはこれは本当に必要です。
HSPは意識して『ダウンタイム』をとらないといけない。
心の疲れはなかなか目に見えないので。
そして休憩と言っても、非HSPの人が仕事の休憩でとるような一般的な休憩ではHSPの人の心は休まらないのもまた事実。
休憩室で他の人と一緒に雑談しながらとか。。
食堂で職場の人と一緒にお昼を食べながら休憩とか。。
カフェで一人ぼーっと休憩したとしてもだ。
本当に静かな部屋で一人きりになり、五感の刺激を減らさない限りHSPにとっては休憩にはなっていない。
私もこの時間がないとイライラとパニックに陥ると思うので。
実家暮らしだった頃、私には自分の部屋が与えられていたけれど、それでも家族と住むことはリラックスしにくいものだったなと振り返る。
よく寝ている時に金縛りにあったり、心臓が止まりそうになるほどの激しい動悸がして目が覚めたりすることがよくあったので。
自分には向いていないとも気付かず、接客業を頑張っていた頃だったのでストレスもかなりあったかもしれないし、また、過保護で過干渉な父だったので、父が私なのか、私が父なのかわからなくなるほど父親と過剰同調していた。
実家を出て一人暮らししてからは、不思議と金縛りや就寝中の動悸が一切なくなったので。
金縛りというと何か霊的なことを思う人もいるかもしれないけど、金縛りは医学的には脳の睡眠麻痺なのだとか。
ストレス過多などが原因で眠りが浅くなりやすく、レム睡眠の時に起こりやすい睡眠障害らしい。
今思えばあれは極度の精神的な疲労だったのだと思う。
今はたまに実家に帰っても、父は父であって私とは別人という感覚がきちんと育つようになったので、HSPにとっては家族といえど適切な距離が必要なよう。
こんな風に自分が生まれ育った家族との生活でさえも、境界をうまく引けず苦しむことがあるので。
それに、私の神経質で過敏なところを家族は理解できなくて、腫れ物に障るよう
な感じで見られていたことも私にとっては居づらかったのかもしれない。
神経質な娘が扱いにくかったのかも。
HSPは家庭生活すらも大変だなと思う。
SHPが結婚するなら、それこそ週末婚のような形を理解してくれるパートナーを見つけなくてはいけないかもしれない。
世間一般にはまだまだ、週末婚だなんて意味が分からないと言う人もいて。
でも私のように、週末婚もありだな、むしろ週末婚がいいかもと思うような人がいて。
どちらも正解で、そこには気質の違いがあるだけなので。
HSPが肩身の狭い思いをしなくてもいいような、生きやすい時代が来たらいいなと思う。
時代は令和を迎え、新しい暮らし方や恋愛の形、結婚の形、家族の形が生まれてきてもおかしくない。
少数派であっても確実に人口の20%存在するHSPのことが今後もっと理解され、誰もが生きやすい世の中になってほしいなと願う。