HSPが境界線を強めるには
前回の記事で、HSPは境界線を意識的に強めることが必要で、
そのためには自己主張できるようになることが大切と書いた。
それでは自己主張できるようになるにはどうしたらいいか?
具体的な方法を。
ノートを1冊用意する
1冊の要らないノートを用意したら、まず自分の今の気持ちを感じたまま、ありのままに書いていく。
誰にもそのノートは見られないし、書いたら破るなりシュレッダーかけるなりして燃えるゴミに出せばいいので、思ったことをそのまま書く。
ありのままに赤裸々に、みじめで小さな自分やこんなことで悩む自分も、どんな恥ずかしい感情だって全部OK。
こんなこと思ったらいけないかな?
こんなこと思う私は変かな?
と自分を否認せず、まずはありのまま書き出してみよう。
自分の感情はどんな感情も自分で感じてOKなので。
これは当たり前でとても大切なこと。
そして、書いて自分の目で確認ししてみよう。
『何!?・・朝からこのモヤモヤとして落ち着かない気持ちは。さっき、あの人に言われたことがひっかっかてる?あの人感じ悪かったな。私は甘く見られてるのかな?それでモヤモヤしているんだな』
という風に。
HSPが書くこと=自分の気持ちを見つける経験
書くことで、ようやく自分(の感情)と出会える。
これはHSPとって、完全に置き去りでどこへ行ったかわからなくなっている自分、
いなくなってしまったことにすら気づいていない『自分の気持ち』と出会える方法だ。
ノートと言ったけど、字を書くのが面倒くさかったり苦手な人は
パソコンに向かってメモ機能に入力してもOK。
ツールは何でも構わないので。
スマホのメモ機能でもいいし。
文字にして頭の外に書き出してみることが大切。
この作業で少しづつだけれど、HSPは自分の輪郭がはっきりしてくる。
日常の刺激に大きく反応しては動揺して終わるだけではいけない。
動揺を鎮める処理で精神的にも時間的にもいっぱいいっぱいのHSP。
一番大切であるはずの『自分の気持ちを意識する』という当たり前のことがHSPには難しいのだ。
HSPは書き出すことで、ようやくできるようになってくる。
自己主張を最終的に上手に他人に言えるようになるかどうか、また主張するかどうか、主張したいのかしたくないのかを選択するのは自由なので。
まずは自分の意見があること、自分の気持ちがわかっていること
自分が自分であることが大前提なので。
自分の感情や思いをありのまま書いて、
自分の感情や考えを出す⇒自分自身が目で見て受け止る
その動作ではじめて、HSPは自分の気持ちと出会える。
そうやって初めて自分自身とようやく出会えると思う。
それは自分を失ってしまっているHSPが自己主張していく為の大切なエクササイズ。
いつでもすぐに自分自身と出会える最短の方法として知っていれば役に立つかも。