子どもご飯、本当は手料理でなくてもいいという話
ところで、いま子供向けの楽うまランチの記事をまとめながら、どこかで違和感を感じている私です。
これって料理が好きな人や時間的体力的にも余裕のあるお母さん向けの記事なんだろうなと感じています。
前回の記事「コロナ長期休校にお役立ちな子供の楽うまランチ①」でレシピを紹介しながらも矛盾することを言いますが、私の本音は手料理じゃなくても別にいいじゃん?です。
栄養士さんだったり教育に携わる方などからのご批判は承知のうえで、私が一番伝えたいことは、とにかく食事にそんなにこだわらなくてもいいのだよ。。ということです。
「料理は料理が好きな人がやればいい」のです。
日本はやたらと食育とか、母親の手料理が子供の心を育てるとか、母親が手料理する家の子は思春期にグレないとか色々言われますけど。
『一体どこの誰がそんなこと言ってるんだ』と批判の気持ちがムクムクと沸いてきます。
働いている母親なんて、私の母もそうでしたが、日中に体力と気力のほとんどを仕事につぎ込み、その対価としてお金を得ているわけです。
お金を稼いできて、さらに帰ってきてからまた家族のご飯に家事に子どもの世話に、なんて修行以外の何者でもないゾ!
そんなスーパーマンみたいなことできる女性ほとんどいないでしょう。
ええ、いないと願いたい!
自分が絶対できないから(笑)
中には仕事バリバリやって退社後子どもを迎えに行き、買い物済ませて、手料理作って食べさせて子供を風呂に入れて寝かしつける。
さらには学校のPTA活動も完璧にこなす。
そんなスーパーウーマン、母親の鑑だなと少しでも思ったそこのあなた!
私もついつい尊敬しちゃうそんなスーパーウーマンとは。
それは実は日本の母親たちだけにかけられた呪縛かもしれませんよ?
そんなスーパーウーマンもそりゃ中にはいるのかもしれないけど。
その女性はまずHSPではない(笑)
それだけは間違いない!(笑)
実際に私も社員で働いていた頃は、仕事終わって帰宅してから料理するエネルギーなんて1滴も残ってなかったので。
独身でもそんな有りさまですから。
だから、働くお母さんが子供達にお惣菜やお弁当を買って帰ることに後ろめたさを感じたり、私は専業主婦だから惣菜買わずに料理しなきゃ・・とか思わなくていいよと声を大にして言いたいです。
仕事で疲れてくたくたなママや、怪獣みたいな子ども達と24時間格闘し続ける大変な偉業をやってのける専業主婦のママも。
みんな同様に体力気力ともにほとんど残ってない中での食事作りなんだと思います。
そこへ食育がどうの~手作りがどうの~というのはとても酷だなあと感じます。
そもそも当の子どもたちは食事の内容なんて気にしてないものだと思いますし。
手作りだろうが出来合いものであろうが、子どもは何でも良かったりします。
空腹さえ満たされれば・・。
それよりお母さんにゆっくり話を聞いてほしい、とか
食後にお母さんとゆっくりテレビ見たいとか
イライラしないでほしいな、とか。
そんな願いの方がきっと切実だと思います。
夕飯が卵かけご飯だけでも大丈夫!?
私は子どもの頃母親が働いていたので、小学校の中学年ぐらいまでは下校後に祖父母の家に帰宅して夜まで過ごしていました。
私の祖母は料理が苦手な人だったので、祖母が用意してくれるご飯は明けても暮れても「卵かけご飯」でした。
はい!食育推進派の方や栄養学の専門家あたりからのご批判は承知のうえで続けます・・
毎晩、私の祖母は大きな青色の丼鉢にご飯を盛り、その上に生卵を乗せて「卵のごはん食べるか?」と用意してくれました。
時々、その卵かけご飯に「しらす、かけるか?」とか「大根の菜っぱのせるか?」と気遣ってくれました。
今考えたらそれこそが栄養バランス最高なトッピングだったなと思いますが、(祖母万歳!)子どもにとってそんなトッピングはノーサンキューであり、兄も私もノーマルな卵かけご飯をオーダー。
年柄年中卵かけご飯だけひたすら食べていました。
でもそんな子供時代を嫌だったとかハンバーグとかオムライスとか色々作って欲しかったなんて思ったことはなく、むしろ料理が苦手な祖母が来る日も来る日も私と兄に卵かけご飯を用意して食べさせてくれてたことに感謝です。
だって考えてもみたら、どうしても料理の苦手な人が、孫の晩ご飯を毎日用意しなきゃならないなんて罰ゲームみたいでしんどいものです、きっと。
料理が好きな人ならむしろ喜んでやるんでしょうけど。
世の中、料理好きな人ばかりではないですから。
祖母は孫のために苦手な料理と格闘したり挑戦してみることは一切なく、早々にあきらめて、私たちが喜んで食べてくれる「卵かけご飯」に全てを委ねたのでしょう(笑)
そんな、今はもう他界してしまった私の祖母ですが、料理が苦手な割に私に食事中の箸の持ち方から茶碗の持ち方までいちいちうるさかったものです。
料理を色々作ってやれない代わりに女の子だから躾をしよう、きれいな食べ方を身に着けさせようという思いがあったのかどうなのか。。
それでも普段はニコニコとても優しい祖母で、私のとりとめもない話をちゃんと聞いてくれたり、私が宿題で書く日記を毎日聞いてくれては「おもしろいね」「よく観察してるな」とか。
私の落書きのイラストひとつにも「あの犬の絵上手に描いてるね」と褒めてくれました。
それから編み物を教えてくれました。
一緒にお風呂に入ってくれました。
兄と私が喧嘩すると必ずどちらの味方もせずに「けんか両成敗!!」とだけ繰り返し、仲裁してくれました。
いつもそばでニコニコしながら私たちを見守ってくれてました。
そんな祖母を思い出すと感謝しかないわけです。
晩御飯が卵かけご飯だけでも別にいいのです、子供自身は。
今この記事を書きながら涙腺がもう、ヤバい。
あ・・私HSPだったわ。
昼間からPCの画面を前にして、鼻つまんで涙こらえる私。
何じゃそりゃ(笑)
涙そうそうの映画はみなさんご存じないですか?
妻夫木聡が映画の中で、恵まれない境遇のなか健気に生きる兄弟を演じ、幼い頃から妹に教えてきた「泣きたいときは、鼻をつまんでがまんする」という行為。
号泣の場合はきっとこんなこと無駄に違いないけれど、こみあげる涙ぐらいなら止められそうです。
映画の妻夫木は分かるけどもね。絵になるからさ。何しても美しいから。
でも昼間から鼻つまんで涙こらえてる私ってどうよ。。
というか、HSPどんだけっ(笑)
相変わらず無駄に高い感受性が面倒くさいのです。
おばあの思い出話を書き始めるだけで涙腺崩壊するとか。。
泣きそうになるのをとっさに鼻つまんで我慢してたら、久しぶりにこの映画のことを思い出しました。
まだ見てない方いたらぜひ見てみてください。
妻夫木聡がどこから見ても男前です。
全方向イケメンです。
この時の長澤まさみも、めちゃんこ可愛いです。
「涙そうそう」おすすめの泣き映画です。
本当に切なくて泣けますよ。
感動しすぎて苦しくなるから二度と見たくないですけどね、私は。
どっちやねん(笑)
コロナストレスまみれの方は、映画で泣くだけでストレス解消なるので、ぜひ☆
話はだいぶ脱線しましたが、とにかく子供のご飯を総菜やお弁当やテイクアウトで済ませても子供がかわいそうなんて思わなくていいし、世間の目なんて気にしなくていいと思うのです。
私のように毎晩卵かけご飯で育っても、兄共々今でも健康体です(笑)
卵かけご飯今でも好きで時々食べます。
卵かけご飯は私のご馳走ご飯です。
子どもは案外どんなでも育つんだと身をもってわかっている私だからこそ、食事にこだわりがないのかもしれません。
子どもは食事内容で親を恨んだりしませんし(笑)
それよりも子供たちは『お母さん、あのね、聞いて。』
『お母さん夕飯の片づけなんてしないで一緒にトランプやろう。』
とか思っていそう。
ご飯なんて別に何でもいいので。
それに、忙しい中一生懸命ご馳走を作っても、子どもは残すことも多いものです。
残されてまたイラッとしたり、大量の洗い物が待っていたり。
毎日頑張っているのに家の中がギスギスしているかも?と感じたら注意信号です。
子どもとゆっくりまったり過ごす時間は意識的にしないと確保できないものなのかもしれません。
たまには楽して息抜きしましょう。
外食できないなら、出前やピザを頼めばいいですし、お惣菜を買ってくればいい。
夜ごはんだって今日は吉野家の牛丼持ち帰ろう!
ほっともっとでのり弁を買ってこよう!
生協でオムライス買って帰ろう!
くら寿司持ち帰りしよう♪
パン屋のベーコンエピを!
ケンタッキーのツイスターも美味しいそう!
デリバリー無限大・・(笑)
真の楽うまご飯とは案外こういったことなのかもしれません。
うんうん、お惣菜とデリバリー万歳!!
惣菜とデリバリーが「真の楽うまご飯」ということに認定!(笑)
お母さんがイライラせず楽に過ごすことが一番です。